植林活動を通して得られたその他の成果

植林活動を通して得られたその他の成果

アペン保護林が国立公園に昇格

サラワク州政府が指定した保護林内で植林を続けてきた「木下の森」は、活動10年目となる 2017年3月、これまでの活動の功績が認められ、マレーシアが認定した国立公園に昇格しました。これにより、「木下の森」が存在するアペン国立公園内においては、伐採行為は永久に行われません。

地域住民の意識向上

2012年より、地域住民による定期的な植林やメンテナンス活動のほか、マレーシア・サワラク大学の学生、日本人ボランティアも加わり共同植林を年2回程度実施するなどの活動を通して、環境保全、森林保全意識の向上や保護林内での不法伐採減少が見られました。
また、サワラク大学の学生による植栽木の成長率調査も行われるようになり、そのデータが植林活動にも活かされています。

地域住民の生計向上

地域住民は、収入の大半を天候や市況に左右されるコショウなどの換金作物栽培に依存していましたが、植林活動開始以降、定期的に現地での作業に従事し労賃が得られるようになったことで、収入が増え、現在では地域住民の子供が大学に進学したケースも出てきています。